数字で見る相続 「21万5320件」

21万5320件とは、2018年における『相続の放棄の申述の受理』の件数です(司法統計年報『家事審判・調停事件の事件別新受件数』)

 

相続放棄の件数は年々増加しており、2005年と比較するとおよそ1.4倍となっています

 

相続放棄が増加している背景には、景気の悪化や核家族化などによる空き家の増加などにあると考えられています

 

相続放棄は、相続が開始されたことを知ったときから3カ月以内に行わなければなりません

放棄の申立は原則として撤回や取消ができないため、慎重に行わなければならず、相続人にとっては心理的負担が大きい制度ともいえます

また、相続放棄をするつもりでいたが、手続きをする前に遺産の一部を費消しているなどの場合には、相続放棄ができないこともあります

 

相続人の負担を軽減させるためにも、できる限り負債や不要な不動産などは生前に整理しておきたいところです

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