#145 相続が起きたら必要になる様々な手続

相続がおきてから様々な相続手続が必要なことに気付いて慌ててしまうことがあります

相続手続は種類も多くまた時間・手間もかかるため、何から始めればいいのか迷ってしまう人もいます

今回は相続の基本的な手続について簡単に解説します

 

被相続人が亡くなって死亡届を提出したら、続いて以下のような手続を行います

●公的年金の受給停止の手続

●国民健康保険証などの保険証の返却

●世帯主の変更が生じる場合には世帯主の変更届

●加入していた生命保険の死亡保険金請求手続

●公的遺族年金の受給手続

 

相続財産に関する手続として、

●相続人および相続財産の調査・確定

●遺言書の有無を確認

●遺産分割が必要な場合には遺産分割協議書の作成

●不動産の相続登記

●預貯金の解約・名義変更

●有価証券の名義変更 など

 

相続が開始したら、まず相続財産の調査と確定を行います

これは、被相続人が生前どのような財産を所有していたのか、借金などのマイナスの財産があるかどうかの調査です

このとき、いわゆるデジタル資産といわれるもの(たとえば、ネットバンクに保管されている預貯金、ネット上の証券会社で購入した有価証券や外貨など)が見落としがちです

オンライン上で、サブスクリプションサービスなどを契約している可能性もあります

その場合は相続人に引き継ぐか解約をする必要がありますが、そもそもデジタル資産は本人以外が把握するのは難しく、仮に存在が分かってもIDやパスワードがわからないと迅速に対処できません

普段から情報をまとめて保存しておくようお願いしておきましょう

 

相続放棄をすると決めたのであれば、相続の開始を知ったときから3カ月以内に家庭裁判所に対し相続放棄の手続をする必要があります

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