#53 エンディング・ノートについて

最近注目されているエンディングノート。

千葉県のとある市でも無料配布されるなど、今関心がとても高まっています

『遺言書に書くほどではないけれど、伝えたいこと』

そのような情報を細かく記しておくのに便利です。一つひとつ書き留めることで、身辺を整理でき、今後の人生をより有意義に過ごすためのヒントにもなると思います

 

エンディングノートに決まった様式はありませんが、文房具屋や書店などで販売されているものもあります

簡素な冊子タイプのものから分厚い日記タイプのものまで種類も様々ですが、価格は1000円前後のものが多いように思います

 

エンディングノートに定型の記載事項は定められていませんので、どのような事項も自由に記載することができます

●自身の基本的な情報
●家族や親族の一覧表、重要な連絡先
●相続に関すること
●資産について
●電子財産について
●持病やかかりつけの病院について
●自身の葬儀について

このほか、

ペットがいる場合などは世話の方法やかかりつけの病院など、自分がいなくなった後も幸せに暮らせるようできる限りの情報を残したり、

ご自身の子どもの頃のこと、結婚した頃のこと、お子さまが小さかった頃のこと、

祖先など一家のルーツになること、

などなど

 

価値の高い財産を引き継がせる場合には「遺言書」に記す必要がありますが、

『趣味で描いていた絵』『思い出のアルバム』などは、エンディングノートで譲渡先を指定しておくこともよいでしょう

さらに、自分の訃報を知らせて欲しい人や、お世話になった人のリストなどもつくっておくと安心です

 

こういったことを一つひとつ書いていくことで、自分の人生と向き合い、今の自分の状況を整理することができます

 

“これからの人生のため”という前向きな意味で、エンディングノートを活用してみてはいかがでしょうか

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